この記事では、safous.com ドメイン用のApp Gatewayをインストールするための必要な手順を説明します。一般的に、App Gatewayのインストールは、以下の手順に分割できます:
- トークンの取得とインストーラーのダウンロード
- インストーラーの実行
- 検証
以下の動画をご確認ください。App Gatewayのインストール手順を順番に沿ってご説明しています。
AppGW バージョン5とバージョン6のインストール手順に違いはありません。
トークンとインストーラーの取得:
はじめに、以下の手順に従ってインストールトークンとインストーラーファイルを取得します:
- Safous Admin Portal (https://portal.safous.com/) にログインし、Tenant > Services にある Get Tokenボタンをクリックします。
重要!!
App Gatewayを契約数分すべてインストールすると、Get Tokenボタンはグレーアウトします。 -
Get Tokenボタンをクリックすると、App Gatewayのインストールに必要なSafous Installation Tokenを生成し、ポップアップ表示されます。
- App Gatewayをインストールする仮想マシン/ホストにSSHでアクセスします。必ずroot権限のあるユーザが行ってください。
- Safous Installation Token を<INSTALLATION_TOKEN>の値としてコピーし、次のコマンドを実行してください。
TOKEN=<INSTALLATION_TOKEN>
このTOKEN の有効期間は24時間です。 - 次のコマンドを実行してインストーラをダウンロードします。
curl -s --fail -H "Authorization: Bearer $TOKEN" https://setup.safous.com/installer -o installer || echo 'Error'
インストーラーの実行
インストールトークンとインストーラーファイルを取得した後、次のステップでインストーラーを実行します。App Gatewayを正常にインストールするために、以下の手順に行ってください:
-
このコマンドを実行してインストーラーを起動してください。
sudo bash installer - インストーラーは、サーバーが最低限のシステム要件を満たしているかどうかを確認します。
- サーバーが最低限の要件を満たしている場合、インストーラーは次のステップに進みます。
- サーバーが最低限の要件を満たしていない場合、インストーラーはインストールを継続するかどうかを確認するメッセージを表示します。
- インストールを続行する場合は yを入力します。
- インストーラーを終了する場合は nを入力します。
- 次に、インストーラーは、指定したドメインに紐付いたApp Gateway用の必要なSSL証明書を取得します。
- App GatewayのSSL証明書を正常に取得した後、インストーラーはサーバーの地理的地域を指定するように促します。この情報は、その地域内の最も近いPoint of Presence (PoP) への接続を確立するために必要です。
・App Gatewayが日本にある場合は1を入力してください。
・ASEAN 諸国(インドネシア、マレーシア、フィリピン、タイ、ベトナム)のいずれかにある場合は2を入力してください。
・日本およびASEAN諸国のいずれにもない場合は3を入力してください。 - インストールするApp Gatewayのバージョンを選択してください。
- 最新のバージョンであるVersion 6をご利用いただくことをおすすめします。このバージョンでは、1を入力することで、最新の機能と改善点が利用可能です。
-
レガシー版Version 4をお使いの場合は、2を入力してください。後でVersion 6へのアップグレードをご希望の場合、こちらのアップグレード手順に従って簡単にアップグレードできます。
重要!
バージョン4.xのサポートは、2025年3月末までです。
- 管理者アカウントのパスワードを入力してください。パスワードは強固なものにしてください。要件は以下の通りです:
-
- 最低8桁以上
- 最低1個の大文字があること
- 最低1個の小文字があること
- 最低1個の記号があること
確認のため、もう一度パスワードを入力します。
重要!
このパスワードは保管してください。Safousサポートチームがトラブルシューティングのために必要とする場合があります。 -
- App Gatewayを展開するサイトの名前を入力してください。
-
- 異なるサイトにApp Gatewayを展開する場合は、既存の名前とは異なる名前を使用していることを確認してください。
-
- 同じサイトにApp Gatewayを展開してHA 機能を持つ場合は、同じ名前を使用してください。
-
- インストーラーは、選択内容を表示し、App Gatewayのインストールを開始する前に最終確認を促します。
- y を入力して App Gateway をインストールします。
- n を入力してインストーラーを終了します。
- インストーラーは、必要なすべてのパッケージをインストールし、App Gateway を設定するためのセットアッププロセスを実行します。インストールが完了すると、インストールプロセスの終了時に確認用の詳細なチェックリストが利用可能になります。
検証方法
インストールが完了した後に、以下の手順を実施してApp Gatewayが正常にインストールされたことを確認します:
- App Gateway ホストにまだ接続されていることを確認してください。
- このコマンドを実行して、App Gateway コンテナが正常に実行されていることを確認してください。
sudo docker ps - 以下のコマンドを実行してください。<DOMAIN> のプレースホルダーを、インストールプロセスで確認できるドメインパラメーターに置き換えます:
curl https://login.<DOMAIN> - 出力の確認
- App Gatewayが正常にインストールされると、次のような画面が表示されます:
- App Gatewayのインストールに失敗した場合、または問題が発生した場合は次のような画面が表示されます:
- App Gatewayが正常にインストールされると、次のような画面が表示されます:
- 成功例同様の表示が出たら、App Gatewayのインストールは完了しています。こちらのリンクを参照してユーザーポータルにログインするための新しいユーザーを作成することができます。
- 失敗の表示がでてきた場合は、Safous サポート(support@safous.com)までお問い合わせください。