App Gatewayバックアップ・リストアガイド

App Gateway のバックアップおよびリストア手順について説明します。

App Gateway のバックアップ
1. 重要なディレクトリのバックアップ
App Gatewayのリストア
1. App Gatewayの停止
2. バックアップファイルのリストア
3. App Gatewayシステムの起動

1. App Gateway のバックアップ

a. 重要なディレクトリのバックアップ

重要なデータを保護するため、以下のバックアップを実施してください。

/etc/cyolo ディレクトリのバックアップ

tar -zcvf cyolo_backup.tar.gz /etc/cyolo

/etc/safous ディレクトリのバックアップ

tar -zcvf safous_backup.tar.gz /etc/safous

/blobs ディレクトリのバックアップ

tar -zcvf blobs_backup.tar.gz /blobs

これで AApp Gateway システムのバックアップ手順は完了です。次のステップに進む前に、ファイルが正常にバックアップされていることを確認してください。

Note:

バックアップのみが目的の場合は、これ以上の作業は不要です。
App Gateway が複数存在する場合は、それぞれのインスタンスに対してこの手順を実行する必要があります。
複数のバックアップファイルを作成したい場合は、ファイル名を変更してください。

2. App Gateway のリストア

Note:

この手順は、システムをリストアしたい場合に必要です。
App Gateway が複数存在する場合は、次のステップに進む前に、すべてのインスタンスに対して「a. App Gateway の停止」の手順を同時に実行する必要があります。

a. App Gatewayの停止

注意：

App Gateway を停止すると、システムはダウンタイム状態になります。

App Gateway システムが正しく停止されていることを確認するため、リストア前に以下のコマンドを実行してください。

App Gateway サービスの停止

docker-compose -f /etc/cyolo/config/docker-compose.yml down

docker-compose -f /etc/safous/user-portal/docker-compose.yml down

コンテナが稼働していないことを確認

docker ps -a

サービス停止前の状態確認

停止前のCyolo
停止前のSafous
image (10)-1 Web アクセスの停止確認

ユーザーポータルが正常に停止されたかを確認するには、テナントの URL にアクセスしてください。

https://login.〈tenant〉.ztna.safous.com

アクセスできない場合は、シャットダウンが成功しています。

Note:コンテナ一覧に repo.safous.com に関連するコンテナが表示されていないことを確認してください。

b. バックアップファイルのリストア

すべてのバックアップファイルを解凍し、元のディレクトリパスに配置してください。

/etc/cyolo

tar -zxvf <BACKUP_FILE_NAME>.tar.gz -C /etc/cyolo

/etc/safous

tar -zxvf <BACKUP_FILE_NAME>.tar.gz -C /etc/safous

/blobs

tar -zxvf <BACKUP_FILE_NAME>.tar.gz -C /

c. App Gatewayシステムの起動

App Gateway システムを起動するには、以下のコマンドを実行してください。また、コンテナが正常に稼働していることを確認してください。

コンテナの状況確認

docker-compose -f /etc/cyolo/config/docker-compose.yml up -d
docker-compose -f /etc/safous/user-portal/docker-compose.yml up -d

docker ps -a

Webアクセスの確認

最大で5分ほど待機した後、テナントの URL にアクセスしてユーザーポータルが表示されるか確認してください。